2011年12月3日土曜日

【コヘレトの言葉を読んで1】(伝道者の書)


【コヘレトの言葉を読んで1】(伝道者の書)

最近、ディボーションにと、教会から「伝道者の書」の
文面が幾つかメールで流れて来ている。

普段なら見逃す箇所なのだが、そんな切っ掛けもあって
少し読み、調べてみた。

この箇所は、聖書には似つかわしくないような
悲しみが書かれている不思議な箇所である。

一般には、冒頭の「エルサレムの王、ダビデの子」という
言葉からこの書はソロモン王の作であると伝えられて
きたが、マルチン・ルターは、この説に疑義を呈したの
だと言う。
「伝道者の書」が書かれたのは前200年前後とされ、
時代の異なるシラ書や知恵の書でもコヘレトの言葉は、
知られていたとされている。
紀元前1世紀には、コヘレトの言葉は、すでに正典に近い
評価が与えられていたが、遅い紀元後96年頃に正典に
加えられたと思われる。
コヘレトの意味は、「集会で語る者」、女性名詞であるが、
冒頭の言葉からも男性とされている。
エルサレムの神殿近くに住む富裕で身分の高い老人であり、
家族のいない孤独な人であったらしい。

聖句に出て来る
「風」は、ヘブライ語で「息」や「霊」を指すようで
其処からも、伝道者の書の人間くさい、せつなさや
悲しみが伝わってくる。(参考)

かつてあったことは、これからもあり
     かつて起こったことは、これからも起こる。
     太陽の下、新しいものは何ひとつない。
(コヘレトの言葉1:9)

見よ、どれも空しく
     風を追うようなことであった。
     太陽の下に、益となるものは何もない。
(コヘレトの言葉2:11)

[ボイスプログ]ジョシュア四十四

悪魔の試み(マタイ4章1-15節)

[ボイスプログ]ベテスダ・柏
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