【コヘレトの言葉を読んで1】(伝道者の書)
最近、ディボーションにと、教会から「伝道者の書」の
文面が幾つかメールで流れて来ている。
普段なら見逃す箇所なのだが、そんな切っ掛けもあって
少し読み、調べてみた。
この箇所は、聖書には似つかわしくないような
悲しみが書かれている不思議な箇所である。
一般には、冒頭の「エルサレムの王、ダビデの子」という
言葉からこの書はソロモン王の作であると伝えられて
きたが、マルチン・ルターは、この説に疑義を呈したの
だと言う。
「伝道者の書」が書かれたのは前200年前後とされ、
時代の異なるシラ書や知恵の書でもコヘレトの言葉は、
知られていたとされている。
紀元前1世紀には、コヘレトの言葉は、すでに正典に近い
評価が与えられていたが、遅い紀元後96年頃に正典に
加えられたと思われる。
コヘレトの意味は、「集会で語る者」、女性名詞であるが、
冒頭の言葉からも男性とされている。
エルサレムの神殿近くに住む富裕で身分の高い老人であり、
家族のいない孤独な人であったらしい。
聖句に出て来る
「風」は、ヘブライ語で「息」や「霊」を指すようで
其処からも、伝道者の書の人間くさい、せつなさや
悲しみが伝わってくる。(参考)
かつてあったことは、これからもあり
かつて起こったことは、これからも起こる。
太陽の下、新しいものは何ひとつない。
(コヘレトの言葉1:9)
見よ、どれも空しく
風を追うようなことであった。
太陽の下に、益となるものは何もない。
(コヘレトの言葉2:11)
[ボイスプログ]ジョシュア四十四
悪魔の試み(マタイ4章1-15節)
[ボイスプログ]ベテスダ・柏
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