【五百円玉三枚百円玉九枚】
ソフソフとケフケフと目が覚めた朝に
こんな夢を見ていたことを思い出す
なぜなのだろうか?
パチンコもスロットもしない俺が
なぜ今更 こんな夢をみたのだろう??
2017年11月17日
居酒屋並ぶ薄暗い高架下(こうかした)に其の時
俺は立って 駅前スロット店のネオンを眺めていた
「金が無い」
「これを増やせねば」そんな考えを頭に抱き
手の中では
五百円玉を三枚 と 百円玉を九枚
転がしている
そうして棒立ちして考えている俺の後ろから
痩せこけた 灰色の汚いジャンバーを着た
見知らぬおじさんが来て 俺を誘うのである
「もっと一気に確実に儲かる店があるから行こうよ」
「絶対 損しないって」
「何倍にもなるから」
俺は 一攫千金なんてありえない
高架下ドリームかぁ! と
頭の中で呟きながらも 背中を押されるままに
ついて行った
行く道すがら おじさんが身の上話しを
してくる
「俺は 釣りが大好きで今日も釣りに行くのだが・・・」
「岐阜の渓流釣りに行くので金が要るんだ」
「もう友達3人は先に行っているのだけど」
「俺は 電車賃も無くあんたのような人を探していたれだよ」
そう言っては
俺の手の中の
五百円玉三枚 と 百円玉九枚を不自然無く
受け取り 俺に 五百円玉二枚 と 百円玉二枚を
返してよこしたのである
いつしか
高架下を一周したように 違う風景が見える
そこには 鶯色(うぐいすいろ)の厚い
ペンキに錆の浮いた
鉄のガッチリとした扉 その上にさらに
鶯色のポストのような鉄の看板がかけられていて
そこにマジックで 1枚〇〇〇円 1枚300円
と幾つか縦に横書きで長く書かれていて なかには横線で
訂正されている数字もあった
俺は それを見るなりヤバイと感じて店には入れずに
駅の改札へと吸い込まれて行くのであった
おじさんは スーとその中に入り消えていった
なぜか昨日より頭に残る変な夢である
そして今日の朝目覚め祈った時にフッと何気なく
「善悪の実」と呟いていた
2017年11月17日金昌民牧師
「エペソ6章10-18節」(ボイスプログ)
http://bethesda.at.webry.info/201711/article_16.html
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