韓国の信仰の友より2025年8月13日・14日・15日・いつも有難うございます。
2025年8月13日
蠍の鞭と砕かれた王国
一つの王国が、一人の若者の舌先に、危うくぶら下がっていました。偉大な父の影の下、初めて王冠の重さを実感するレハブアム。彼の前には二つの道が分かれていました。一つは知恵のささやきへ、もう一つは傲慢の叫びへと続く道でした。
民は、先王の時代に負わされた重荷を少しでも軽くしてほしいと懇願しました。労苦で皺の刻まれた長老たちは、「この民に優しい態度で示し、好意を示し、優しい言葉をかけるるなら、彼らはいつまでもあなたに仕えるはずです」(代下10:7)とささやきました。その声は、乾いた地を潤す川のようでした。
しかし、王と共に育った若者たちは嘲笑いました。「『私の小指は父の腰よりも太い。父は鞭で治めたが、私は蠍で治める』と叫びなさい!」(10:10,11)と。彼らの助言は、すべてを焼き尽くす炎のように甘く、危険でした。
王は、その炎を選びました。彼の口から残酷な言葉がこぼれ落ちた瞬間、堅固に見えた王国に巨大な亀裂が生じました。心を一つにしていた十の部族が背を向けたのです。それは単なる分裂ではありませんでした。信頼が壊れ、期待が崩れ、共に見た夢が粉々に砕け散る音でした。一言の傲慢な言葉が、千の心を引き裂いたのです。
私たちの人生の広場にも、そのような瞬間が訪れます。耳を傾けるべき知恵の声と、自尊心を煽る誘惑の声との間で葛藤する瞬間が。最も強い力は君臨ではなく仕えることにあり、最も鋭い武器は剣ではなく舌先にあることを、歴史は示しています。レハブアムの砕かれた王国は、今日の私たちに問いかけているのです。あなたは今、鞭を手に取るのか、それとも傷を包み込もうとするのか。その選択に、あなたの世界がかかっている、と。
2025年8月14日
裂け目から息吹が芽吹く
歴代誌下11章の乾いた年代記の中、私たちは引き裂かれた王国の悲鳴と、揺らぐ国境線を目の当たりにします。一つの心臓で脈打っていた国が二つに引き裂かれる瞬間、その苦痛の真只中でレハブアムは復讐の剣を抜きます。しかし、血気と怒りに燃える18万の兵士たちの叫びは、失われた兄弟を取り戻そうとする虚しいもがきでした。まさにその時、人間の計画を超えた神の囁きが歴史の息吹を満たします。「この事は、わたしから出たのである」(11:6)
この一言は、無力な諦めを強いるものではなく、より深い平和への呼びかけでした。剣を収める従順さと、引き返す勇気の中にこそ、新たな道が開かれます。目に見える領土は縮小しましたが、目に見えない信仰の王国は、かえって一層強固になりました。北の地でヤラベアムが立てた金の子牛の前で呻いていたレビ人たちと敬虔な魂は、信仰の自由を求めて南のユダへと歩みを進めます。彼らは土地を失った敗者ではなく、天を得た聖なる巡礼者でした。
彼らの行列は単なる移住ではありませんでした。引き裂かれた国の傷を縫い合わせる生きた糸であり、打ち壊された祭壇を再び築き上げる聖なる煉瓦でした。レハブアムは石と土で町々を築き、国を守ろうとしましたが、真にユダを強くしたのは、彼らの忠実な心という目に見えない要塞だったのです。
私たちの人生にも、分裂の痛みやどうすることもできない喪失の瞬間が訪れます。しかし、歴代誌下11章は私たちに静かに囁きかけます。最も苦痛に満ちた裂け目の中にも神の息吹は流れ、私たちの従順を通して最も弱い土地の上に新しい神殿が建てられうると。真の強さは奪い取って守ろうとする力にあるのではなく、喜んで引き返し、聖なる価値に従って歩む巡礼者の足取りにあることを、私たちは悟るのです。
2025年8月15日
金の盾から青銅の盾へ
堅く立つということ、その鋭い刃の上で私たちはどれほどしばしば道を見失うことでしょう。�レハブアムの国は、真昼の陽光を浴びてよく研がれた剣のように輝いていましたが、その強盛さに酔い、ふと神の裾を手放してしまいました。豊かな野にあって戒めへの渇きを忘れ、民は王の影を追って忘却の谷へと共に歩み入りました。
しかし、神を背いた地は砂の城のように危ういものです。南からの熱風のようにエジプトの軍勢が押し寄せたとき、エルサレムの栄光はただの蜃気楼であったことを悟りました。ソロモンの金の盾がむなしく奪われたその瞬間、傲慢が砕け散る惨めな破裂音が響き渡りました。永遠に輝くかに見えた黄金の契約は、敵の手に渡った寂しい戦利品となりました。
まさにそのとき、最も低い灰の中から最も切実な祈りが立ち上りました。「主は正しい方です」(12:6)。王と指導者たちが塵の中にひざまずき罪を告白すると、滅びへ向かっていた刃がようやく止まりました。完全な滅亡の代わりに「残された救い」(12:7)が許され、神の怒りの中にも、恵みは朝露のように宿りました。
奪われた金の盾の空席を、今は青銅の盾が埋めています。かつての栄光ではないにしても、なお聖なる宮を守る盾です。金と青銅、その遠い隔たりは、失われた痛みであると同時に、謙遜の証です。おそらく私たちも、この金の盾と青銅の盾の間を行き来する存在なのでしょう。傲慢の極みにあってすべてを失っても、最も低いところから再び立ち上がらせる恵みを受けます。そしてついに、青銅の盾の素朴で謙虚な輝きの中に、より深く神の御顔と出会うのです。
ハレルヤ
感謝

(韓国) 2025/7/27渋谷区ベテル教会&葦のかご教会夕拝「同じ血の流れる家族」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://www.youtube.com/live/55RSDdrDkmg?si=L6iJK_kG2jFWaTb7
(韓国) 2025/6/15オリュン教会日本語礼拝「あなたを孤児にはしない」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/6HuqOJQMzZs?si=yM9WcNd9Wn2wZ9Qd
(韓国) 2025/6/8オリュン教会日本語礼拝「聖霊により生き返れ」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/W6m70es1_GM?si=Ebye5qBtaEWKTqW0
(韓国) 2025/6/1オリュン教会日本語礼拝「主はあなたを喜ぶ」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/tzlJjVrDJtc?si=V0-YWv-_f3ICZc-S
(韓国) 2025/5/25オリュン教会日本語礼拝「結びついた友」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/7qVCTJxIOko?si=kTuBnuaw-FVdCFDv
(韓国) 2025/5/18オリュン教会日本語礼拝「結婚と夫婦」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/W-ih-O22bmQ?si=VCiIIg0owd1jb4G7
(韓国) 2025/5/4オリュン教会日本語礼拝「親と子の関係」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/L9in8blLOzQ?si=Bo0W06vBo02Kgj0a
(韓国) 2025/4/13オリュン教会日本語礼拝「私の為の十字架」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/koN9EF16LZU?si=sqvaf70X3UNaRULc
(韓国) 2025/4/6オリュン教会日本語礼拝「聖餐に与る恵み」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/X_LkE6FgyOI?si=Po2kMdnLMUQGXuNs
(韓国) 2025/3/23オリュン教会日本語礼拝「宮清め」能瀬熙至伝道師(YouTube(日本語/韓国語)
https://youtu.be/QG0CQwQra2w?si=G0sVpjO9MYaP0wsv
(韓国) 2025/3/9オリュン教会日本語礼拝「心を裂いて」能瀬熙至伝道師(YouTube(日本語/韓国語)
https://youtu.be/Km2BL-S3oEM?si=AM84n-lafuojHOZa
(韓国) 2025/01/12オリュン教会日本語礼拝「神は愛なり」能瀬熙至伝道師(音声プログ(日本語/韓国語)
http://www.podbbang.com/channels/1790267/episodes/25075994
【賛美】主の計画の中で
Seekers (Within Your Plan
주님의 계획속에서
https://www.youtube.com/watch?v=NjUEbhpxJYE&feature=youtu.be
【賛美】いつもいつまでも
Seekers (Always
andForever
항상영원히까지
https://www.youtube.com/watch?v=MsfDBkdK3XQ&feature=youtu.be
0 件のコメント:
コメントを投稿