韓国の信仰の友より2025年5月26・27・28・29・30・31日・有難うございます。
2025年5月26日
崩れた場所を抱きしめる勇気
「もし、あなたが私と一緒にバビロンへ行くことを良しとするなら、行こう。だが、行きたくないなら、やめてもよい。」（エレミヤ書40:4）あまりにも自由で、時に残酷にも感じられるこの一言が、エレミヤの足を止めました。預言者として歩んできた日々。彼はいつも「御言葉のままに」進んできました。行きたいから行ったのではなく、留まりたいから留まったのでもありません。けれど今、神は命じられません。バビロンの安息も、エルサレムの廃墟も、すべては彼の選びに委ねられています。どれほど長い沈黙だったでしょうか。バビロンの宮殿の温かな寝床と、崩れ落ちた神殿の冷たい瓦礫のあいだで、彼は何を見つめていたのでしょうか。そして彼は、歩みを返します。焼け焦げたエルサレムへと。崩れた壁と、散り散りになった人々の嘆きが残る地へと。守るべき栄光もなく、迎えてくれる歓声もない場所に、彼はもう一度、根を下ろします。なぜだったのでしょうか。預言者の心は「使命」という言葉だけでは語り尽くせません。打ちひしがれた者の涙を拭い、絶望の中にいる者のそばで、希望の種を蒔きたかったのです。神が見捨てられなかったこの地を、彼もまた、最後まで見捨てたくなかったのです。時に神は、命令ではなく「選択」を与えられます。その選びの前で、私たちの真の心があらわになります。安らぎを選ぶのか、傷ついた者たちと共に留まるのか。信仰とは、神が残られた場所に、自らもとどまる勇気なのです。
2025年5月27日
まだ目を覚まさないユダ
「彼は立ち上がって、彼らを剣で打ち殺した」（エレミヤ書41:2）。エルサレムは崩れ去りました。神殿は焼かれ、王は捕らえられて行きました。すべてが終わったかのように見えたその時、神は廃墟の中に、小さな希望の種を残されました。総督ゲダルヤの手を通して、残された者たちに「もう一度始める機会」、土地を耕し、生きていく道を与えてくださったのです。しかし、ユダはその恵みさえも踏みにじってしまいます。王族イシュマエルは権力の座を欲し、神の御心に従い民を導いていたゲダルヤを暗殺しました。立ち返るべき道は神への道でしたが、彼は剣を手に取り、人を殺し、自分の欲する道へと進んでいったのです。ユダは、なおも目を覚ましません。神殿が崩れても悔い改めは起こらず、
王が捕らえられても、権力への欲望は消えませんでした。神がなぜ裁かれたのかを問い直すこともなく、またしても別の道へ、別の忘却の中へと歩んでいきました。その姿は、私たちの中にもあります。人生が崩れ去り、すべてを失っても、神が与えてくださった「恵みの機会」を、恵みとして受け取ることができず、なおも、自分の考え、自分のやり方、自分の欲にしがみついてはいないでしょうか。回復とは、環境の問題ではありません。魂が向かうべき方向の問題なのです。どこを見つめ、誰により頼んでいるのか。その問いの前に立ち、再び神に立ち返るとき、新しい一日が始まるのです。
2025年5月28日
すでに答えを決めていた祈り
「あなたたちは、主に祈って『主が何とお答えになっても、そのとおりに従います』と言ったのに、聞いたあとで従うつもりなどなかったではないか」（エレ42:20–21）。神の御心を求める祈りだと言いながら、彼らの心はすでにエジプトに向いていました。祈りながら応答を待っていたのではなく、自分たちで決めた計画に対する「許可」と「確認」を求めていただけでした。「神よ、私の道に従ってくださいますか？」というささやきを、「御心を求めます」という聖なる言葉で覆い隠していただけなのです。エレミヤの前に立っていたユダの残された者たちの姿は、まるで私たち自身ではないでしょうか。壊れた現実の中で、恐れに押され、神よりも安全に見える道を選びたくなります。そしてその道をすでに心に決めながら、それがあたかも従順の道であるかのように見せかけて祈る、不純な思いが私たちの内に静かに潜んでいます。しかし神は、その隠された動機をご存じです。「あなたたちは従わなかった」との一言。それは責めであると同時に、もう一度純粋な心へと立ち返ってほしいという、神の痛みをともなう愛の表現なのです。本当の祈りとは、自分の願いを確かめることではなく、神が望まれる場所に自分を据える、その御心への応答としての勇気なのです。
2025年5月29日
逃げた果てに出会う神
「見よ、わたしはバビロンの王ネブカドネザルを呼び、彼の王座を、わたしが隠したこの石の上に据える」（エレ43:10）。時として、神の御心は魂を圧する重い石のように感じられます。聞きたくない裁きの声、受け入れ難い従順の道を前にして、心の奥底で私たちは密やかに呟きます。「神さま、今回だけは…どうか私の選んだ道を歩ませてください」。その足が向かう先はどこでしょうか。バビロンの冷たい刃よりも脅威の少ない、どこか懐かしいエジプトの地です。祈るように見せかけながら、足はすでにそちらへと向かっていました。しかし神は、断固として語られます。「わたしはバビロンの王座を、その場所にも据える」。なんという驚くべき宣言でしょうか。私たちが逃げ込んだその場所でさえ、神は決して見捨てることはありません。御手はバビロンにも、エジプトにも、そして私たちの心の最も深い淵にまで届いているのです。御言葉に背を向けることはできても、その御言葉が全歴史を貫く不変の真理であることに変わりはありません。今日、あなたの足はどこへ向かっているのでしょうか。それは逃避の道ですか、それとも従順の道ですか。隠れ場を求めるよりも、まず神の前にひざまずく時、そこにこそ真の平安が宿るのです。
2025年5月30日
エジプトまで下って、どうしてそこまでしなければならなかったのか。
「私たちが天の女王に香を焚き、注ぎの捧げ物をしたとき、私たちは食物に満ち、幸せに暮らし、災いにも遭いませんでした」（エレ44:17）。彼らは「かつては良かった」と、過去を懐かしさで美しく包みました。それは悔い改めでもなく、祈りでもありませんでした。彼らの心に残っていたのは、香の香りと甘い菓子、そしてそれに続いた物質的な豊かさだけでした。しかし、神は覚えておられます。冷めていった祭壇の火、語られなくなった神殿の沈黙、神に捧げられるべき礼拝が粉々に砕かれて散っていった、あの日々を。人は受け取ったものだけを記憶し、神は捨てられた瞬間を忘れられません。彼らが語った「平安」は、祈りの実ではなく、偶像と妥協した取引の名残でした。魂はすでに飢え渇いていたのに、口先だけが「うまくいっていた」とつぶやいているのです。しかし、神は一言も非難されませんでした。ただ、歪められた記憶の彼方に立ち、愛に満ちた顔で、静かに待っておられました。彼らがもう一度、「神よ」とその本当の御名を呼ぶその日まで。
2025年5月31日
人生が重く感じられる時
「人生が疲れて、安らぎを見出すことができません。」（エレミヤ書45章3節）。祈りながら耐えた夜、御言葉にすがって過ごした日々、そのすべてが虚しく感じられるときがあります。押し寄せる世の重みに、誠実さは重荷となり、正直さは損のように思える時があります。もしかすると、私たちがあまりにも大きなものを求めていたからかもしれません。神はバルクにこう語られました。「大きなことを求めるな。わたしはあなたの命を戦利品として与える」（5節）。目に見える成功に、主はそっとブレーキをかけられます。世が崩れるとき、主が約束してくださるのは成功ではなく、命です。「何も残らなくても、わたしはあなたを覚えている。あなたはわたしと共に生き残るだろう。」週末です。この一日、この一呼吸ごとに与えられた恵みを、もう一度、心から感謝します。
ハレルヤ アーメン
(韓国) 2025/5/18オリュン教会日本語礼拝「結婚と夫婦」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/W-ih-O22bmQ?si=VCiIIg0owd1jb4G7
(韓国) 2025/5/4オリュン教会日本語礼拝「親と子の関係」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/L9in8blLOzQ?si=Bo0W06vBo02Kgj0a
(韓国) 2025/4/13オリュン教会日本語礼拝「私の為の十字架」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/koN9EF16LZU?si=sqvaf70X3UNaRULc
(韓国) 2025/4/6オリュン教会日本語礼拝「聖餐に与る恵み」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/X_LkE6FgyOI?si=Po2kMdnLMUQGXuNs
(韓国) 2025/3/23オリュン教会日本語礼拝「宮清め」能瀬熙至伝道師(YouTube(日本語/韓国語)
https://youtu.be/QG0CQwQra2w?si=G0sVpjO9MYaP0wsv
(韓国) 2025/3/9オリュン教会日本語礼拝「心を裂いて」能瀬熙至伝道師(YouTube(日本語/韓国語)
https://youtu.be/Km2BL-S3oEM?si=AM84n-lafuojHOZa
(韓国) 2025/01/12オリュン教会日本語礼拝「神は愛なり」能瀬熙至伝道師(音声プログ(日本語/韓国語)
http://www.podbbang.com/channels/1790267/episodes/25075994
【賛美】主の計画の中で
Seekers (Within Your Plan
주님의 계획속에서
https://www.youtube.com/watch?v=NjUEbhpxJYE&feature=youtu.be
【賛美】いつもいつまでも
Seekers (Always
andForever
항상영원히까지
https://www.youtube.com/watch?v=MsfDBkdK3XQ&feature=youtu.be
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