
韓国の信仰の友より2025年9月22日・23日・24日・25日・26日・いつも有難うございます。
2025年9月22日
歴史は人間の失敗で終わるのではない。
歴史の最後のページが、息もつかせぬ速さでめくられていきます。歴代誌36章は、沈みゆく夕日のように短い王たちの名と共に、聖なる都が灰燼に帰す風景を、痛ましく描き出します。預言者たちの叫びは空虚な木霊となり、自ら築き上げた傲慢の城壁が崩れ落ち、すべての約束の地は、捕囚の鎖の音で満たされます。人間の物語は、こうして終わるかのように見えました。
しかし、すべての終わりが、終わりではありませんでした。漆黒のような七十年の沈黙、その深い絶望のただ中で、神はご自身の御言葉を覚えておられました。「エレミヤの口を通しての主のことばが成就するために…主はペルシヤの王キュロスの霊を奮い立たせた。」(歴代誌下 36:22)。見なさい、救いの歴史は、敗亡したユダの剣と槍によってではなく、異邦の王の心を動かされる、神の繊細な御手によって再び始まるのです。
絶望の灰の上に刻まれたこの一節こそ、歴代誌の心臓であり、私たちに向けられた希望の序詩です。私たちの人生が、崩れ落ちた城壁のようであるとき、心に留めるべきは懲罰の年代記ではありません。まさにその廃墟の中から、あなたを奮い立たせ「上って行け」(23)と命じられる神の最初の御声なのです。歴史は人間の失敗によって終止符を打たれるのではなく、約束を成就される神の真実さによって、新たな章を開くのです。
2025年9月23日
沈黙が歴史となるまで
シロの聖幕にあふれる祭りの歌声と喧騒のただ中で、一人の女性の沈黙だけがひときわ深く、冷ややかに響いていました。豊かさと多産を讃える歌声は、むしろ空っぽの胸を鋭く突き刺し、競い合う女の刺のある言葉は、希望の心臓に深く突き立つ刃のようでした。夫の不器用な慰めも、傷を癒やすどころか、むしろ絶望の谷をさらに刻み込むばかりでした。その女性は、ハンナでした。
彼女の足は聖所へと向かいます。人の言葉ではもはや包みきれない悲しみを抱え、存在の最も深いところから声なき嘆きを汲み上げました。世の文法も言葉も忘れ、魂の言語だけで祈りをささげていたのです。その祈りは、酔った女の身振りのように誤解されさえしました。
しかし、ハンナは告白します。「私はただ、主の御前に心を注ぎ出していたのです」(サムエル記上1:15)。そうです。それは単なる祈りではありませんでした。裂けた魂を、そのまま神の胸に流し込む、もっとも正直な慟哭でした。それは卑しい願いではなく、最も切実な願いを、最も崇高な献身へと差し出す、ひとりの魂の壮大な決断でした。もし子を授けてくださるなら、その生涯をすべてあなたにお返しします――そう誓ったのです。
ついに沈黙の祭壇に、応答の火が降りました。彼女の痛みは命を宿し、涙は喜びの讃歌へと変えられました。「神は聞かれた」という名を持つ子、サムエルが生まれたのです。
ハンナの物語は、時代を越えて私たちに囁きます。私たちの最も苦い涙の泉こそが、人知れず吐き出した心の叫びこそが、神の大いなる歴史を生み出す聖なる泉となりうるのだ、と。あなたの沈黙は決して空しいこだまではありません。それは永遠へと放たれた、もっとも真実な祈りの始まりなのです。
2025年9月24日
偉大なる逆転
一人の女性の乾いた唇からほとばしり出た歌が、歴史の流れを覆します。サムエル記上2章は、絶望の灰の上に咲いたハンナの賛美から始まります。それは、ただ息子を授かった者の喜びを超え、この世の計算法を覆す神の神秘なる摂理を宣言する、壮大な叙事詩なのです。「力ある者の弓は折れ、よろめく者は力をまとう」(2:4)という彼女の告白は、人間の驕りがいかに脆く、最も低い場所に向けられる神の恵みがいかに力強いかを物語る、逆説の真理です。
しかし、その輝かしい歌の背景には、深い闇が横たわっています。聖なるべき祭壇は、祭司エリの子らの油にまみれた貪欲によって汚され、民の切なるささげ物は、彼らの腹を満たすための糧へと成り下がります。祝福が流れるべき管は詰まり、霊的権威は腐敗の悪臭を放つのです。彼らは「主を知ろうとしないならず者」(2:12)であり、その傲慢さは、自らを裁きのいけにえとしていました。
まさにその漆黒の時代の真ん中で、一つの小さな灯火が静かに育っていきます。亜麻布のエポデをまとった幼いサムエル。彼は、朽ちてゆく帝国の廃墟の中で静かに芽吹く、新しい時代の約束でした。神は、最も絶望的な瞬間に、最も純粋な種を備えておられるのです。
神の秤は、人間の強さではなく、心の真実を量ります。私たちの人生という舞台の上で、神は今日も、最も低い場所から最も偉大な逆転の物語を書き記しておられます。あなたは今、塵の中にいますか。だとしたら、あなたの唇からほとばしるであろうその歌を、全世界が待ち望んでいるのかもしれません。
2025年9月25日
時代を変える
サムエル記上3章はこう語ります。「そのころ、主の言葉はまれで、幻もふつうには示されなかった。」世の耳が神の声に閉ざされていた、濃い闇の時代でした。けれども、その沈黙を破って、神は三度、少年の名を呼ばれました。「サムエルよ、サムエルよ、サムエルよ。」
その呼びかけは、ただ一人の子どもに向けられたものではありませんでした。乾ききった時代全体に響く、神の鼓動だったのです。何も知らぬ幼子にこそ御言葉は臨み、そこから新しい物語が始まりました。人はしばしば権力ある者や知恵ある者に神の声を求めますが、神はいつも小さき者を通して最も大いなることを成し遂げられます。
「主よ、お語りください。しもべは聞いております。」サムエルの応答は、単なる返事ではありませんでした。それは時代を開く宣言であり、従順の扉が開かれる瞬間でした。聞くということは従うことを意味し、従順は歴史を変えます。御言葉に耳を傾ける一人の子どものささやきが、エリの時代を閉じ、イスラエルに新しい夜明けを告げたのです。
今日、私たちの人生もまた雑音で満ちています。しかし、その騒がしさのただ中でも、神は今もなお私たちの名を呼んでおられます。問題は、その声を聞き分けるかどうか、そしてサムエルのように応える勇気を持てるかどうかです。神の呼びかけはいつも夜明けを告げる鐘の音のように、絶望の時代の扉を叩き、希望を差し込んでいるのです。
2025年9月26日
殻だけ残った信仰
「イスラエルから栄光が去った」(サムエル記上4:22)。エリの嫁が産みの苦しみの中で叫んだこの絶叫は、一人の女性の最後の呻きにとどまりませんでした。それは民全体の胸を引き裂く嘆きとなりました。戦場から届く知らせは、敗北と死の連続。そしてついには契約の箱までも奪われたという報せは、国の心臓を貫く刃のようでした。イスラエルは深い闇に覆われたのです。
契約の箱は、単なる箱ではありませんでした。それは神が共におられることのしるしでした。しかし民は、それをまるで護符のように戦場へ担ぎ出せば勝利が得られると錯覚していました。神ご自身よりも「象徴」を握りしめ、信仰は命ではなく形式へと傾いてしまったのです。そのとき、栄光はすでに去っていました。
しかし、サムエル記上4章は絶望だけを語るのではありません。「栄光が去った」という宣言は、むしろ真の栄光とは何かを問い直します。栄光は私たちが握りしめられる物でも、勝利を保証する装置でもありません。栄光とは神ご自身であり、生ける関係のうちにのみ輝くのです。
この言葉は今日、私たちに問いかけます。あなたの人生の中心にあるものは何か。あなたが握りしめている契約の箱は、果たして神ご自身なのか、それとも「神」という名をまとった偶像なのか。イカボドの悲劇が、私たち自身の物語とならないことを切に願います。空虚となった栄光の座に、再び真実の礼拝と涙の祈りが満ちることを心から祈ります。
ハレルヤ 謝謝
2025/8/24オリュン教会日本語礼拝(韓国)「心は燃えていたではないか?」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/YFCusdywyQo?si=i3CoDEyaucxlJKKW
2025/8/3オリュン教会日本語礼拝(韓国)「主の忍耐」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/tTv8lS8d7vM?si=kmHdrlbXcxkroKA3
2025/8/10オリュン教会日本語礼拝(韓国)「5つのソラ④」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/HZtxip8Uq9A?si=GQnLR3taErjm312d
2025/7/20オリュン教会日本語礼拝(韓国)「5つのソラ③」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/UfYZKNqrZ0E?si=Ft34Rfhcbffk_DBS
2025/7/13オリュン教会日本語礼拝(韓国)「5つのソラ②」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/lYIxHIrZwNI?si=AwWrKot-dMyk3aHB
2025/7/6オリュン教会日本語礼拝(韓国)「5つのソラ①」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/YP1fMM2v1tA?si=QT9-l4wAYGcztuMJ
(韓国) 2025/7/27渋谷区ベテル教会&葦のかご教会夕拝「同じ血の流れる家族」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://www.youtube.com/live/55RSDdrDkmg?si=L6iJK_kG2jFWaTb7
(韓国) 2025/6/15オリュン教会日本語礼拝「あなたを孤児にはしない」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/6HuqOJQMzZs?si=yM9WcNd9Wn2wZ9Qd
(韓国) 2025/6/8オリュン教会日本語礼拝「聖霊により生き返れ」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/W6m70es1_GM?si=Ebye5qBtaEWKTqW0
(韓国) 2025/6/1オリュン教会日本語礼拝「主はあなたを喜ぶ」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/tzlJjVrDJtc?si=V0-YWv-_f3ICZc-S
(韓国) 2025/5/25オリュン教会日本語礼拝「結びついた友」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/7qVCTJxIOko?si=kTuBnuaw-FVdCFDv
(韓国) 2025/5/18オリュン教会日本語礼拝「結婚と夫婦」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/W-ih-O22bmQ?si=VCiIIg0owd1jb4G7
(韓国) 2025/5/4オリュン教会日本語礼拝「親と子の関係」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/L9in8blLOzQ?si=Bo0W06vBo02Kgj0a
(韓国) 2025/4/13オリュン教会日本語礼拝「私の為の十字架」能瀬熙至伝道師((日本語/韓国語)
https://youtu.be/koN9EF16LZU?si=sqvaf70X3UNaRULc
(韓国) 2025/4/6オリュン教会日本語礼拝「聖餐に与る恵み」能瀬熙至伝道師(日本語/韓国語)
https://youtu.be/X_LkE6FgyOI?si=Po2kMdnLMUQGXuNs
(韓国) 2025/3/23オリュン教会日本語礼拝「宮清め」能瀬熙至伝道師(YouTube(日本語/韓国語)
https://youtu.be/QG0CQwQra2w?si=G0sVpjO9MYaP0wsv
(韓国) 2025/3/9オリュン教会日本語礼拝「心を裂いて」能瀬熙至伝道師(YouTube(日本語/韓国語)
https://youtu.be/Km2BL-S3oEM?si=AM84n-lafuojHOZa
(韓国) 2025/01/12オリュン教会日本語礼拝「神は愛なり」能瀬熙至伝道師(音声プログ(日本語/韓国語)
http://www.podbbang.com/channels/1790267/episodes/25075994
【賛美】主の計画の中で
Seekers (Within Your Plan
주님의 계획속에서
https://www.youtube.com/watch?v=NjUEbhpxJYE&feature=youtu.be
【賛美】いつもいつまでも
Seekers (Always
andForever
항상영원히까지
https://www.youtube.com/watch?v=MsfDBkdK3XQ&feature=youtu.be
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