【リアル鬼ごっこ】節分

【リアル鬼ごっこ】節分

娘が帰りの車に乗り込むなり
悲愴(ひそう)な顔で訴えるのです。
「凄かった　ょ」
「リアル！」
「チョウ　リアル」
「園(作業所)に鬼が来たんだぁ」
「凄い　怖いヤツ」

興奮　冷め遣らぬままに
娘がまくしたてている
「赤鬼だった　ょ」
「黄色鬼じゃ　無く」
(去年は黄色鬼で泣いた娘・・・)

「怖くてお面するひまも無かった・・・」
(今年は鬼のお面を付けて返り討ちを目論んでいた
娘も　お面を手に取る間も無く赤鬼が乱入してきた
と言う)

娘が福豆を頬張り食べるニオイが
車内にモァッと広がりこもっている

パパが聞く
「御豆　食べてんの？」
すると娘は大きい袋を手前に突き出し見せて
こう言った。
「いっぱい有る　ょ」
(福豆をいっぱい食べて強くなって鬼を返り討ち
にすると言っていた娘・・・今頃　福豆食べて
強くなっても後の祭りサ)
ラッスンゴレライ　どうする　のぉ〜〜〜

パパがその後どうなったかと聞くと
怖くて隣の部屋に逃げ込んだそうである
そして娘は　強調する
「今日は　泣かなかった　ょ」
「逃げたけど　泣かなかった　ょ」
「だって　リアルな　鬼だもの」
「リアルな鬼なんだもの・・・」

「鬼　追い駆けて来て　怖かった」
「あぁぁぁ　怖かった」

いつものように　そして連呼し
「怖かった」「怖かった」と言いながら
また一握り　大きく手で福豆を握って
口に頬張って　モグモグモグ

頬っぺたが膨らんで
ラッスンゴレライ　チャイマス　のぉ〜〜〜

そして夜に
布団に入った娘がポツンと言った
「もう　鬼はいないネ」
「神様がヤッツケタね」と・・・
感謝して
ハレルヤ　エーメン


［ボイスプログ］筑波福音基督教会（中国語/日本語　礼拝）更新
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