【プラットホームには】
その日
プラットホームには 冷たい風が
吹いていた。
ホームの階段を下りて改札をすり抜けると
大通へと出たのだ。
雨はすでに雪へと変わり
町並みは薄っすらと白く薄化粧をしている。
車の少ない車道に
前の店先から車がビュー んって
飛び出して来きたのだ。
暗い闇がライトに裂かれて 白い花びらが
燃え尽きるように ライトのなかで溶けて行く。
そして車は、白い固まりに包まれるように
遠い闇夜に消えて行くのだ。
私はそれを ボー と目で追い眺め
大通をまたいだんだ。
そして 建付けの悪い引き戸のドアを開け中に入った。
ガビ臭いと煙草の臭いが絡みつた安っぽい臭い
目の前には 昔懐かしい指で弾くパチンコ台・・・
ゆっくりと時が流れた・・・
お客は誰もいない温泉地でのことだった。
そんなことを
フッと 思い出した・・・
それからどうしたのだろうか?
タクシーを捕まえたのだろうか?
バスに乗ったのだろうか?
そのまま 待ち続けたのだろうか?
なにを??
思い出せない記憶のなかに落ちて行くのか!!
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