2025年1月25日土曜日

韓国の信仰の友より二〇二五年1月20日・21日・22日・23日いつも有難うございます。

 





韓国の信仰の友より二〇二五年1月20日・21日・22日・23日
いつも有難うございます。

2025年1月20日 
神の前に立つ権力の虚像
「アモツの子イザヤの見たバビロンに対する宣告」(イザヤ13:1)で始まる本文で、「宣告」と訳された「マッサー」(מַשָּׂא)という言葉は語源的に「ナーサー」(נשׂא、持ち上げる、担う)に由来し、ラテン語訳では「オヌス」(onus、重荷)、KJVでは「burden」と訳されています。「マッサー」には二重の意味があります。一つは預言者が生涯にわたって担うべき預言の言葉の重みであり、もう一つはバビロンが負うべき裁きの重みです。イザヤは世界最強を誇ったバビロンの滅亡を預言し、生き残る者が「オフィルの純金よりも希少となる」(12節)と預言します。さらに「メディアの民を立ち上がらせる」(17節)と、裁きの徹底性と具体性を予告しています。この「マッサー」は、「万軍の主の怒りの日」(13節)には、どれほど強大な帝国であっても、その傲慢さと富が神の前で陽炎のように消え去ることを指摘しています。この預言は時代を超えた神学的メッセージを伝えています。天を恐れることなく、横暴を振るい、傲慢に生きる不義な権力は、必ず神の裁きの前にひざまずくことになるのです。それゆえ、私たちが信頼を置くべきは、はかなく移ろう世の力ではなく、永遠に変わることのない神なのです。

2025年1月21日
天から落ちた明けの明星
「私は天に上って神の御座の上に自分の座を高くしよう」(イザヤ書14:13)。人間の傲慢さは、天に向かって際限なく昇ろうとします。ヘブライ語の「アラー」(עָלָה)のように、より高みを目指そうとする欲望は人類の古くからの誘惑です。イザヤ書14章は、バビロンの王の悲劇的な傲慢さとその没落を鮮やかに描き出しています。バビロンの王は真の強者ではありませんでした。「ガア」(גָּאָה)という言葉が示唆するように、彼の傲慢さは社会を破壊する利己的な驕りでした。自らを神格化しようとした彼の試みは、明けの明星が落ちるように惨めに墜落してしまいました。結局、バビロンの真の姿は弱い存在に過ぎませんでした。これは、すべての権威の真の源が神にあることを示す歴史の生きた証です。天の御座を求めた彼が到達した場所は、皮肉にもシェオルの最も深い穴でした(15節)。傲慢は私たちの霊的な視野を曇らせ、最終的に神に敵対させてしまいます。一方、謙遜は神と共に歩む命の道です。主の前で自らを低くする者を、主ご自身が高くして下さるでしょう。

2025年1月22日
「真の嘆きの方向」
「それゆえ、彼らは蓄えた富と家財を携え、アラビアの川床を渡る」(イザヤ15:7)。アッシリアの西進政策により中東が危機に瀕していた紀元前8世紀、モアブは重大な選択の岐路に立たされました。彼らは自分たちの神殿や要塞化された町々、政治的同盟や軍事力を頼みとしました。その結果は悲惨でした。荷物をまとめ、川を渡って避難しなければならなかったのです。国を失った泣きわめく(2[バーカー])、叫び(4[ザアク])、叫び(8[イェラーラー])は絶えられません。それでも結果は滅亡でした。嘆き叫びの方向が間違っていたからです。自分たちの偶像と町の崩壊を嘆くばかりで、神への真の悔い改めはありませんでした。今日の私たちの人生にも、この「泣き叫ぶ」時があります。単なる涙ではなく、心を引き裂く悔い改めと嘆きには、明確な方向性が必要です。あなたの嘆き叫びはどこに向けられていますか。私たちの嘆き叫びが神に向けられるとき、それはもはや絶望の終わりではなく、恵みの始まりとなるのです。

2025年1月23日
高慢が砕かれた場所に芽生える恵み
「モアブの追われている者を、あなたのもとに宿らせ、破壊する者から隠してください」(イザ16:4)。「かつてモアブは甚だしく高ぶり(ガオン)、誇り(ゲ)、傲慢で(ガアバ)驕っていた」(6節)。つまり、その傲慢さと高慢さは天を突くほどでした。モアブは自分たちの堅固な城と肥沃なぶどう畑を誇り、隣国を侮り軽んじました。しかし、アッシリアの侵攻の前で、彼らの高慢さは惨めにも崩れ去りました。ヘシュボンの畑は干上がり、深い嘆きと悲しみの声がヘシュボンからエルアレまで響き渡ります(8-9節)。かつては豊かだったぶどう畑には、もはや喜びの歌は聞こえず、逃亡者たちの泣き声だけが満ちています。かつては近隣の国々を見下していた彼らが、今では羊一匹を手に、ユダに助けを請い求める哀れな身の上となってしまいました。以前は軽蔑していたユダに避難所を求める立場となったのです。高慢はすべての罪の始まりです
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